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水換えの適切な方法を解説!【アクアリウム】【初心者】

 
若宮 慶

みなさん、こんにちは!若宮です。

今回は水換えの適切な方法を解説します!

youtubeでも解説しています!

魚を飼育する上で水質を綺麗にすることは非常に大切なことです。

そこで水換えのするべき頻度や具体的な方法など初心者の方にも分かりやすく解説していくので、どうやって水を換えたら良いのか分からない方や自分の方法は正しかったのか確認したい方は最後まで読んでいてくださいね!

なぜ水換えは必要?

まずなぜフィルターが付いていても水換えが必要なのか説明します。

フィルターのろ材に潜むバクテリアによって有害なアンモニアはより無害な亜硝酸塩→硝酸塩へと分解されます

このバクテリアが機能することで水質を綺麗に保つことができているのです。

しかし硝酸塩も全く害がないわけではなく、水を酸性に傾けてしまいます。

魚たちに影響があるだけでなく、コケが生えやすくなってしまうので水換えが必要になってきます。

コケが生えておらず水が透明でも水質が悪くなってしまっている場合もあるので水質チェックや水換えを定期的に行うべきでしょう。

水換えの頻度

次に水換えを行う頻度を解説します!

水換えは一般的に2~3週間に一回くらいが良いでしょう。

もちろん飼育密度やフィルターの有無によって変わってきますのであくまで目安です。

水草中心の水槽の場合は立ち上げ時は2,3日に一回、それ以外は1週間に一回水換えを行うと良いでしょう(水草の場合は半分の水量)

水換えに必要なグッズ

水換えに必要なグッズは

  • ホース
  • バケツ(容器)
  • 水温計
  • (カルキ抜き)
  • (掃除グッズ)

一部解説します!

ホースは水をぬくときに使います。

底床材を敷いている場合は底床クリーナーがあれば、水を抜くと同時に底床材に紛れた分や食べ残しを吸うことができるのでオススメです。

底床クリーナー

水温計は水を足す前に水槽内と水温のギャップができないように合わせるために必要です。

水温が異なる場合は、足す水にヒーターを入れて待つか、お湯を足して水温を合わせてカルキ抜きを使う方法があります。

掃除グッズは主にスクレーパーやスポンジで、水を抜く前に使うようにしましょう。

水換えの手順

ここで水換えの具体的な手順を解説していきます!

1.フィルターとヒーターの電源をオフにする

まずフィルターとヒーターを消しましょう。

フィルターをつけたまま水を抜いてしまうと空気をかんでしまう危険があります(特に外部フィルター)。

壊れるまではいきませんが、再起動の時に面倒になることがあります。

ヒーターが空気中に出てしまうと故障、もしくは最悪の場合火事に繋がりかねないので絶対に消しておきましょう。

(1.5. ガラス面などのコケや汚れを落とす)

ガラスに汚れがある場合は、水を抜く前に掃除をしておきましょう。

この時にコケを落とすスクレーパーやスポンジがあると便利です。

中には手がぬれないように柄が長いタイプのスクレーパーや、コケ専用クリーナーなどもあるので、快適さを追求する方は導入を検討してみても良いでしょう。

スクレーパー

2.新しい水を準備する

次に新しく入れる水を準備します。

もちろん入れる水はカルキ抜きしたものでなければならないので、水道水を使う方はカルキ抜きを準備しておきましょう。

また水温を合わせておいた方が魚たちにとってストレス軽減になります。

なので入れる前にヒーターで水温を合わせておくか、水道水にお湯を入れ水温を合わせた後カルキ抜きを入れるようにしましょう。

特に硬度やpHを気にしなければいけない種類の場合は水質検査をするようにしましょう。

3.水を抜く

ようやくここで水を抜いていきます。

水を抜く量は水槽の1/3~1/2量にしましょう。

なぜ全て換えないのかというと、全て換えてしまうと魚たちを全く異なる環境に入れることになります。つまり水質が急激に変わるので魚たちにとって大きな負担になります。

また魚だけではなく、底床材に潜むバクテリアにとっても良くないので止めておきましょう。

全て水を換えるときは別の容器に魚を移して水合わせをして戻すようにしましょう。

水合わせの仕方についてはこちらをご覧ください↓

また水をぬくときに稚魚やエビなどを吸ってしまわないように注意しましょう。

オススメは底床クリーナーをつかって砂利を吸い上げながら水を抜いていく方法です。

4.水を足していく

次に水を足していきます。

水を足すときも一気に入れるのではなく、少しずつ入れていきましょう。

勢いよく入れてしまうと砂利が舞い上がってしまうので小さい容器でいれたり、手で受けを作ってそこへ水を当てる感じで水を足すと良いでしょう。

5.フィルターとヒーターをつける

最後にフィルターとヒーターの電源を入れて終わりです。

フィルターが正しく動いているかどうか、ヒーターの設定温度が変わっていないかを確認しましょう。

水換えのついでにやっておくべきこと

補足として水換えの際にやっておくと良いことを解説します。

まずフィルターやレイアウトの流木の掃除です!

フィルターはろ材を洗ったり、マットを交換したりする必要があります。

水換えとフィルターの掃除は同じタイミングで行わない方が良いという話も聞きますが、個人的には同じタイミングで行って以上が出たことはありません。

フィルターが詰まっていたりするとバクテリアに酸素が回らなくなってしまうので定期的な掃除が必要です。

またこの時水道水ではなく飼育水で掃除するようにしましょう。

カルキの入った水道水でろ材などを洗ってしまうと、ろ材に付着しているバクテリアが死滅してろ過性能が落ちてしまうので注意しましょう。

水が白く濁ってきてしまう場合は飼育密度が高くてフィルターのろ過が間に合っていない場合や、餌の食べ残しなどタンパク質が残っている場合、ろ材のバクテリアがいないか死滅してしまっている場合があります。

新しく入れる水が心配な場合は水質チェックしてから使いましょう。

水道水にカルキ抜きを加えて温度管理したものを使う場合は硝酸塩の量も多くないと思うので大丈夫だと思いますが、硬度やpHなどを気にかける必要がある場合は検査しても良いでしょう。

紙pH

水を加え終わった後は濃縮バクテリアや塩をいれるとよいでしょう

バクテリア

水換えした後やフィルター・ろ材の掃除をした後は定着していたバクテリアに多少なりとも影響があるため、濃縮バクテリアを入れることでろ過性能を高めましょう。

商品毎に入れる量は異なりますが、水槽立ち上げ時よりは少量で問題ありません。

金魚の塩

塩を入れる目的は魚たちへの影響を抑えるために使います。

魚の体内と周りの水の塩分濃度を近づける事で浸透圧による負担を小さくすることができます。

多少なりとも水換えはストレスになりますので、使ってみると良いでしょう。

特に使うべきなのは金魚とメダカの水換えをした後です。

まとめ:水換えは定期的にやる習慣をつけよう!

いかがでしたでしょうか。

水換えは頻繁にやる必要は無いですが、定期的にやることで魚たちにとって良い環境作りに必須です。

病気や急死を防ぐためにも水換えは欠かさず行うようにしましょう。

ヒーターの電源だけはどうか消すのを忘れないようにしてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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