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アクアリウム水槽の立ち上げ手順を徹底解説!【アクアリウム 初心者】

 
若宮 慶

みなさん、こんにちは!若宮です。

今回はアクアリウム水槽の立ち上げ方を1から解説していきます!

観賞魚を飼ってみたいけど、どう始めたら良いのか分からない方は是非最後まで読んで下さい!

準備するもの

水槽

まずアクアリウム水槽に必要なものは

  • 水槽(蓋)
  • ろ過フィルター
  • 水槽台
  • 飼育水
  • 照明(LED)
  • 水槽用ヒーター
  • (底床材)

です!

他にあった方が良いものは

  • バケツ(水の出し入れ用)
  • 水温計
  • 水質検査キット
  • カルキ抜き・粘膜保護剤
  • バクテリア剤

飼育水の作り方はコチラから↓

*立ち上げ前に

レイアウトとして流木や砂利を使いたい場合は、立ち上げ前に洗っておきましょう。

流木はたわし等で汚れを落とし、アク抜きをしてから使うようにしましょう。

アク抜きは水を張ったバケツにつけておく、煮沸した湯につける、アク抜き剤を使う等の方法があります。

また大磯砂やケイ砂などを使う場合は水の汚れがある程度なくなるまで洗ってから使うようにしましょう。

逆にソイルなどは洗いすぎてしまうと崩れてしまうことがあるのでそのまま使うようにしましょう。

水槽立ち上げ手順

次に順を追って立ち上げ手順を解説していきます!

水槽を置く場所を決める

まずは水槽を置く場所を決めましょう。

前提として水槽と水量分の重量が耐えられる場所で傾いておらず水平な場所を選びましょう。

そして水槽の下にマットを敷くと良いでしょう。ゴムナットをしけば滑り止め効果があるのでオススメです。

このときにバックスクリーンをつけたい人はつけておきましょう。

底床材を敷く

次に水槽に底床材を敷いていきましょう。

底床材の選び方はコチラから↓

砂利などは落とすように入れるのはやめましょう。ガラスに傷が付いてしまいます。

一部ソイルにして他は砂利にしたい方は仕切りなどを使って分けるようにしましょう。

底床材は手前を低く、奥を高くなるように敷けば奥行きが出て水槽を広く感じさせることができます。

ヒーターを付けレイアウトを考える

ヒーター

次にヒーターをつけてレイアウトを決めていきます。

ヒーターはワット数があり使う水槽に合わせて選びようにしましょう。

ワット数が少ないと水温が上がりきらなかったり、電気代が無駄にかかってしまうことがあるのでワット数と水量はちゃんと確認しましょう。

目安は

  • 4~8L:20W
  • 8~12L:36W
  • 18~20L:50W
  • 20~25L:80W
  • 25~40L:100W
  • 40~48L:120W
  • 48~60L:150W
  • 60~100L:200W
  • 100~150L:300W

といった感じです。

また一定の水温固定型のものやサーモスタットが付いていて自分で水温を設定できるものがあります。

自分で設定するタイプか別売りのサーモスタットをつけるのをオススメします。

理由としては魚毎に使い分けできたり、病気治療で水温を高くしたいときにも使えるからです。

ヒーターは水から出ないように深くにつけるのをオススメします。

また流木や石などをレイアウトで使う場合は目立たないように隅につけたり流木の後ろにつけるようにしましょう。

さらに一歩踏み込むと、フィルターによる水流が起きる場所につけておくと水槽内で水温差が小さくなります。

水(飼育水)をいれる

次に水を入れます!

水道水を使う場合はカルキ抜きや粘膜保護剤を使うようにしましょう。

水を入れるときは底床材が待ってしまわないようにビニールシートを敷いた上から水を流すようにしたり、小皿やボウルなどで受けを作ってそこへ水を入れるようにしましょう。

フィルターの電源をつける

エーハイム

水を入れたらフィルターを稼働させましょう。

フィルターはそれぞれにあったろ材や活性炭、マットを使うようにしましょう。

フィルターの選び方はコチラ↓

フィルター(エアポンプ)、ヒーター、照明のコンセント部分が水で濡れないように注意してください。

フィルターの吸い込み口は流木や石で見えなくなるようレイアウトを組むと自然な環境を演出できるのでオススメですよ!

しかし吸い込み口はつまらないようご注意ください。

(水草を植える)

もし水草を植えようと考えている方は、フィルターを1~2時間まわして濁りがなくなってからはじめましょう。

水草はフィルターの水流が直接当たる場所は避けるようにするとよいでしょう。

またこのタイミングで流木や石を入れてレイアウトを組むのもありです。

照明、ヒーターの電源をつける

照明

次に照明とヒーターの電源をいれましょう。

ヒーターは入れる魚や水草に設定温度を合わせて、動いているか確認しましょう。

水温計があると確認しやすいので1水槽に1水温計あるとよいです。

そして蓋があれば蓋をつけて照明をセットし電源を入れましょう。

照明は水槽サイズや水草によって選び方が変わってきます。

光量の必要な水草がある場合は照明をその直上に置けると尚良いですね。

照明は1日7~10時間ほどつけておきましょう。

光を当てる時間が長いとコケの原因に繋がるので、照明時間は意識しておきましょう。

一週間回しておく

以上で水槽の立ち上げ自体は完了なのですが、まだ魚を入れるのはオススメしません。

それは立ち上げしたばかりの水槽にはバクテリアが定着しておらず、水質も安定していないからです。

バクテリアは主にろ材や底床材に定着し、生物ろ過によって魚にとっての有害物質を無害化してくれる性質があります。

特に水量の少ない小型の水槽では水質が安定しにくいので、小型の水槽で飼育を始めたい方は肝に銘じておいてください。

自然にバクテリアが定着するには最短でも1週間はかかります。

また余裕のある方はバクテリア剤を立ち上げてから3日間ほど使うのをオススメします。

バクテリア

そして一週間経ち、(水質を検査して)魚を導入するようにしましょう。

この時に水合わせをするのを忘れないようにしましょう。

正しい水合わせの方法はコチラ↓

ここまでやって水槽の立ち上げは完了です!

まとめ:立ち上げはアクアリウムを楽しむ第一歩

いかがでしたでしょうか。

水槽の立ち上げは初めは難しく感じられるかもしれませんが、慣れてしまえば比較的楽にできるようになります。

立ち上げができるようになれば様々な魚の種類や水草にも挑戦できるようになります。

ぜひ自分のお気に入りの魚を飼ってアクアリウムライフを充実させていって欲しいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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