みなさん、こんにちは!若宮です。
今回はメダカの一年の流れについて解説していきます!
幅広い年代に愛されさまざまな品種が生み出されているメダカ。
そんなメダカの一年のスケジュールについてお話しします!
メダカの春(3~5月)
メダカは春になり、気温が高くなると冬眠から覚めて活動を開始します。
冬眠から覚めてからは繁殖に向けて餌の頻度を上げたり、栄養のある餌を与えていきましょう。
また春は昼と夜で寒暖差が大きいため、できるだけ水温差が出ないようにするとメダカのストレスを軽減できます。
気温が23度まで上昇し、日照時間が延びた4月下旬や5月くらいからメダカたちの繁殖行動が始まります。
具体的に日照時間が13時間以上になるとメダカたちの繁殖行動が始まることが多いです。
なので繁殖を考えている方はそれまでに親メダカを選んだり、飼育容器や産卵床などのグッズを準備しておくと良いでしょう。
そして水草や産卵床に卵を産みつけていることを確認したら、その水草や産卵床を他の飼育容器に移しましょう。
卵が付いてそのままにしておくと、稚魚が孵っても親に食べられてしまうので増やしたい方は必ず別の容器移すようにしましょう。
カビが生えてしまっている卵を他の卵と一緒にしてしまうと、全てだめになってしまうことが多いので気づいたら取り除いておくと孵化率がアップします。
メダカの繁殖について知りたい方はコチラから↓
受精から10日ほどで孵化して針子が泳ぎ始めます。
針子が孵ったら2,3日は餌を与えなくても問題ありません。その後から1日3~5回餌を与えましょう。
メダカの子供の1番多い死因は餓死なので、餌の頻度は多い方が良いです。
忙しくて1日何回もやる時間がない!という方はホテイソウのような水草をいれてみたり、グリーンウォーターを入れておくと良いでしょう。
グリーンウォーターの作り方はコチラから↓
メダカの夏(6~8月)
まず6月の時期に注意していただきたいのは梅雨です。
豪雨によって雨が入るところに置いておく場合は、水のかさが増してメダカ自体が流されてしまう恐れがあります。
また針子や稚魚の頃に多量の雨水が入ると、雨の水質があまり良くないため弱い個体だと星になってしまうこともあります。
なので雨が入る場合は軽く蓋をしておくと良いでしょう。
またメダカを狙うヤゴや他の動物からまもるためにも蓋があると安心です。
また夏になると気温・水温が上がります。
メダカは比較的丈夫なので40度行かないくらいまでの水温なら耐えることができますが、高水温がずっと続いたり、水温差が出てしまうと負担になってしまいます。
水温の上がりすぎを防ぐため、すだれを使ったり日陰に移すようにしましょう。
また水温が上がってくると水中の溶存酸素量が減ります。
酸欠対策として水温がなるべく上がらないようにしたり、エアレーションを入れられると良いでしょう。
メダカも夏になると活発になり摂餌量が増えます。
特に繁殖させたい方や稚魚を育てる方は餌の量を少し増やしたり、頻度を多めにしましょう。
ただし過剰に入れすぎてしまうと、特に稚魚の場合水質悪化でメダカに影響を与えかねないので入れすぎには注意しましょう。
メダカの秋(9~11月)
秋になると気温・水温が下がりはじめ、繁殖行動が止まります。
春~初夏に産まれた稚魚も大人になっている頃でしょう。
気温が下がり、冬眠する前に栄養を蓄えさせましょう。
餌の量と頻度は繁殖させるときに与えていた量・回数より減らし普通の量に戻しましょう。
水温が下がるとメダカたちの活動も緩やかになります。
また日も短くなっていき、春と同様日中と夜間の寒暖差が大きくなります。
水温差が出なくなるような工夫が必要です。
個人的には容器のサイズを大きくして水量を増やすことで水温変化を緩やかにするのをオススメします。
越冬を屋外でさせるのに不安がある方はこの時に室内飼育に切り替えてみてもよいでしょう。
メダカの冬(12~2月)
メダカは水温15度を下回ると活動が落ち、10度を下回るとほとんど活動を停止し、餌をとらなくなります。
食べるからと言ってこの時に餌を与えてしまうと、消化不良になってしまう個体もいるので水温計を確認してください。
そして5度くらいになると冬眠します。
容器を大きなものにしたり、発泡スチロールに変えるのを推奨します。
また気温が0度を下回って水が凍るため、メダカが凍ってしまわないようにしましょう。
特に積雪しやすい地域や日本海側・東北地方にお住まいの方はできるだけ室内で飼うようにした方が良いと思います。
冬眠を始めた後は無理に水温を上げてはいけません。
他には水がなくならないように水量は確認するようにしましょう。
また稚魚だと冬眠を乗り越えられる体力が無いので、室内で飼うようにした方が良いでしょう。
気温が上がり始めて冬眠から覚めてもすぐには餌を与えるのは止めておきましょう。
覚めてから数日後から餌を与え始めるようにしましょう。
まとめ:メダカは日本の気候に適した生き物!
いかがでしたでしょうか。
四季がある日本では気温など変化するのでそれに適した対応が必要になってきます。
特に夏と冬には注意が必要です。
これらのことを頭に入れて一年を通してメダカの飼育を楽しみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。