みなさん、こんにちは!若宮です。
今回はグリーンウォーター(青水)の作り方を解説していきます!
グリーンウォーターはメダカの針子・稚魚の育成に重要になってきます。
育成に重要なグリーンウォーターの作り方はそんなに難しくありません。
それではいきましょう!
グリーンウォーター(青水)とは?
まずグリーンウォーター(青水)とは何か説明していきます。
グリーンウォーター(青水)は植物プランクトンを多く含んだ緑色の水のことです!
植物プランクトンは目に見えないほど小さく、メダカや稚魚たちの餌として重宝されています。
特にメダカの稚魚の主な死因である餓死をグリーンウォーターを入れておくことである程度防ぐことができます。
他にもミジンコやゾウリムシを増殖させたい時にも使うことができます。
室外で魚を飼う場合や稚魚育成にグリーンウォーターをある程度常にある状態がベストでしょう。
グリーンウォーターの作り方
次にグリーンウォーターの具体的な作り方について解説していきます!
グリーンウォーターを作る方法は大きく分けて2つあります。
- 日光の当たる場所に飼育水を放置する
- 濃縮クロレラを使う
それぞれ順番に解説していきます!
1.日光の当たる場所に飼育水を放置する
一般的なグリーンウォーターの作り方は飼育水を日の当たるところに置いておく方法です。
そもそもグリーンウォーターは植物プランクトンが増えたものです。
植物プランクトンを増やすには増えるための栄養と日光が必要になります。
その栄養として飼育水を使い、日の当たる場所に置いておくとグリーンウォーターになっていくというものです。
飼育水には魚たちの食べ残しや糞が入っており、それが植物プランクトンの栄養になるのです。
具体的には飼育水を10日~1ヶ月ほど放置すると十分な濃度のグリーンウォーターが完成します。
もちろん日の当たる時間や水温によって増えるまでの時間は変わってきますが、この程度の期間を参考にしておけば間違いありません。
必要なものはバケツなど水を入れておく容器と飼育水のみなので、時間さえあればほとんどの方が作ることができると思います。
もし飼育水が無いと言う方は「ハイポネックス」という園芸用の液体肥料をつかってみるとよいでしょう。
ハイポネックスは植物用の肥料なので植物プランクトンの栄養にもなります。
具体的な使い方としては
- (水道水を容器に入れ1日おいておく)
- カルキ抜きした水にハイポネックスを水10Lに対して1~3ml入れる
- 日の当たる場所に容器を置き、1~2週間放置する
飼育水と異なる点として水道水からカルキを抜いておく必要があります。
それは植物プランクトンにとってカルキが有毒だからです。
そのことに気づかず待っていると上記よりも時間がかかってしまう、最悪何も起きない可能性もあるので注意してください。
2.濃縮クロレラを使う
2つ目の方法として濃縮クロレラを使うという方法です。
飼育水に濃縮されたクロレラ(緑藻類)を種水としていれ、日の当たる場所に放置しておきます。
植物プランクトンであるクロレラをいれるのでただの飼育水を置いておくよりも早くグリーンウォーターを作ることができますよ!
こちらもカルキ抜きしてあり、栄養が入っている飼育水を使うのが良いでしょう。
具体的には飼育水に数mlの濃縮クロレラ液を加えて日の当たる場所に置き1~2週間ほど
放置して完成です。
他に注意点としては水温が高すぎると酸欠になりやすいため、特に真夏のなかグリーンウォーターを作りたいと思う方はエアレーションがあると良いでしょう。
水温が上がると溶存酸素量が少なくなってしまいます。
エアレーションを日中使うことで植物プランクトンの酸欠を防ぐことができます。
グリーンウォーターは一度作ることができれば後は雪だるま式に増えていきます。
メダカの繁殖を考えている方は是非作ってみることをおすすめします!
メダカの稚魚への使い方
ではメダカの稚魚にどう与えたら良いのかを解説します!
普通に稚魚にいる容器や水槽に入れるだけなのですが、注意が必要です。
それは濃度が高すぎるグリーンウォーターや嫌なにおいがする場合はつかわないようにするということです。
濃度が高すぎるグリーンウォーターを使わない方が良い理由は植物プランクトンが多すぎて酸欠になってしまうからです。
植物は光合成はもちろんですが、呼吸もしています。
なので日中は光合成をしているので問題なくても、夜間に植物プランクトンが呼吸することによって魚が呼吸できなくなってしまう可能性があるのです。
与えるグリーンウォーターの濃度の目安としてすこし底が透けるくらいの濃度をオススメします。
もし濃いグリーンウォーターしかない場合は飼育水で希釈してから与えるか、夜間はエアレーションをいれるなどの対策をしましょう。
次に嫌なにおいがする場合に使わない方がよい理由は藍藻類(シアノバクテリア)が増殖してしまっている可能性が高いからです。
藍藻類は一般的に栄養過多の状態が続くと増えます。水槽を立ち上げてすぐに出やすいのもこの藍藻です。
なぜ藍藻類が良くないかというとこちらも酸欠になってしまいやすいことや水中に毒素が含まれている可能性が高いからです。
どうしても飼育水を放置しているだけだと藍藻類が増える可能性があるため、純粋なグリーンウォーターを作りたいと思っている方は濃縮クロレラを使って作っていただくのが確実だと思います。
まとめ
今回はグリーンウォーター(青水)の作り方について解説しました!
メダカの針子が生まれたけどどう育てたら良いか分からない方は上記の方法でグリーンウォーターを作って与えるようにしてみましょう!
これで針子や稚魚が餓死してしまうリスクを減らせると思いますよ!
最後まで読んで頂きありがとうございました!