注目キーワード

金魚の飼い方と繁殖について解説!【金魚 飼育 アクアリウムわかば】

 
若宮 慶

みなさん、こんにちは!若宮です。

今回は金魚の飼育方法についてお伝えしていきたいと思います!

皆さんも一度はお祭りの金魚すくいで持って帰ったことがあるのではないでしょうか。

しかし、どうやって飼えば良いか分からずに星になってしまった…

そんな方たちのために金魚の飼育方法について解説していきます!

早速行きましょう!

金魚とはこんな魚

きんぎょ

まず金魚はどういう魚なのかを紹介していきます。

金魚はフナが突然変異を起こしたものを人の手によって改良された魚です。

もともとは中国が原産と言われ、500年以上前に日本にやってきたと言われています。

品種改良種が広まっている種で、代表的なものに和金、琉金、出目金、コメット、らんちゅう、ピンポンパールなどがあります。

金魚は一般的に20cmほどのものが多いですが、数センチほどの小さなものから30cmを超えるものもいます。

餌の藻やエビにふくまれるカロテノイドやアスタキサンチンなどによってフナにはない赤、橙色の体色なっていると考えられています。

寿命は10~15年ほどです。金魚すくいで連れて帰ってもこれくらい長生きできるんですね。

金魚の飼育に必要な環境

水槽

次にどういった環境で金魚を飼育すれば良いのか説明していきます。

まず水槽ですが同じ水槽で数匹飼育する程度なら60cm水槽をオススメします。

一匹の金魚を飼育するのにおよそ10Lの水量が必要であると考えてください。

60cm以上の水槽なら少ない数の金魚を大きくすることもできます。

もちろん金魚鉢などの容器でも飼育は可能です。ですが、金魚は水質を悪化させやすい魚なので毎日の水換えが必要になります。

金魚の適正な水温は15~28℃です!

金魚を大きく成長させたいと思われている方は20~28℃にしておくと良いでしょう。

金魚は5℃前後で冬眠状態になってしまい、一方30℃付近になると体力を消耗してしまいます。

なので水温を適した範囲内にするためにヒーターと水温計の導入をおすすめします。

また金魚は糞など水を汚しやすい魚なのでフィルターが必須と言っても良いでしょう。

加えて、こまめな水換えが必要になります。フィルターがある状態でも1~2週間に一度行うようにしましょう。

屋外でも飼育することはできますが、外では気温の変化や気候の変動があるため、それに耐久性のある容器で適温に保つことが大事です。日が当たりすぎないように影を作れる蓋や水草があると良いでしょう。

また底砂があるとより本格的に見えます。

底砂として砂利、大磯砂を浅く敷くようにすると良いでしょう。

pHが中性に保てるような底砂を使うようにすると良いです。

金魚の餌について

テトラフィン

次に金魚に与える餌についてお話します!

まず餌を与える頻度は1日に1,2回、2分くらいで食べきれる量を与えるようにしましょう。

エサの与えすぎは水質悪化に繋がるので注意が必要です。

餌の種類は金魚の体のタイプによって分けることをオススメします。

体長が長い和金のようなタイプは浮上性の餌、丸い体の琉金タイプは沈下性の餌を与えるとよいです。

与える餌は人工飼料(テトラフィンなど)もしくは赤虫やイトミミズを与えましょう。

季節によって夏は与える量を多くし、冬は少なくすると言うのもありでしょう。

餌を与えすぎてしまったり、急激な水温変化などでストレスを与えてしまうと消化不良になってしまうことがあります。

見分けるポイントとしては糞が長くぶら下がるようになっている、糞が浮いていたり、気泡がアル、白いもしくは透明であるなどが見られます。

消化不良になってしまったら3日ほど絶食させ様子を見ましょう。水質が悪くならないよう注意して水換えを行うと良いでしょう。

金魚の繁殖について

最後に金魚の繁殖についてお話しします!

まずオスとメスの見分け方を説明します。

オスは繁殖が可能になるまで成長するとエラや胸びれに「追い星(追星)」と呼ばれる白い点が現れます。

一方メスでは尾びれがオスに比べて短めであることが多く、お腹がふっくりしており体型が丸くなっています。

また生殖孔の形が異なります。

オスは楕円形や三角形に近い形をしています。

一方メスでは丸くなっていて少し突き出しています。

しかし雌雄は2歳くらい以上まで成長しないと判別は難しいでしょう。

繁殖期はおおよそ3~6月、9~11月です。一度に数百個の卵を産み、受精卵は5~7日後に孵化します

繁殖行動は水温20℃前後でオスがメスを追い回すような求愛行動をした後、放卵・放精をします。

その後、メスが水草などに卵を産み付けます。

卵が確認できたらスポイトなどで別の容器に移し、微弱なエアレーションを入れた環境で孵化させましょう。卵をそのままにしておくと金魚自身が食べてしまって体調を崩してしまうこともあります。

また受精していない卵は腐りやすくカビが生えたり白く濁ってきたりします。もし未受精卵だとわかったら早急に取り除くようにしましょう。

孵化後すぐにはヨークサックという栄養分を持っているので餌は必要ありません。

孵化後3日ほどになったらグリーンウォーターやブラインシュリンプを1日に3,4回少量与えるようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

金魚の飼育方法についてまとめると、

  • 体長は20cm~、寿命は10年程度
  • 適正な水温は20~28℃で水換えは頻繁に行う!
  • 餌は1日に1,2回、金魚のタイプに合わせて沈下性か浮上性を選ぶ
  • 餌は人工飼料(テトラフィンなど)や赤虫がおすすめ
  • 繁殖期は春、初夏、秋

ペットといえば金魚というほど広まっている魚です。

もし金魚すくいで金魚を連れ帰った、子供に金魚を飼いたいと言われた方はこの記事を読んで金魚ライフを楽しんでくださいね!

参考になれば嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

フォローして最新情報をチェック!